子供が不登校になってわかったこと

18歳の子供が、小学校5年生の春、突然学校に行けなくなった。
これといって理由という理由はなかったが、しいていうなら、担任の先生がこわかったということ。
担任の先生へまずは相談するので、担任しか不登校の始まりを知らない。
今思えば、一生懸命してくださっていた。
学校が終わって遅くなっても、家へよってくださり、子供の顔をみて、一言でも話していってくれた。
それでも全く状況が変わらないと、次に支援学級の先生が訪ねてきた。
時には、チョコを一つ持って、会いにきてくれた。
これといって話はせず、「はい」か「いいえ」しか言わない子供が、先生に少し心を許した瞬間があった。
それは、大好きなサッカーチームのユニフォームを、先生が着てきたときだった。
わざわざ自分の為に…
と、いま子供は言う。
学校側の対応に、納得がいかないこともあった。
中学校3年のとき、現在通っている通信制高校のオープンスクールへ、子供が行ってみたいといった。
担任に話すと、聞いているのかいないのかわからないような態度。
支援学級の先生にも話し、オープンスクールの当日、なんだか嫌な予感がし、高校へ連絡を入れた。
やはり……
中学校からの申込みはないです。
といわれ、それまでの経緯を話し、当日でも構わないとのことで、なんとか参加できた。
そんなこともあって、なんだか学校側への信頼がなくなってしまった時期もあった。